天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



静の動きの変態。
動の動きの教頭先生。

その口の動かし方は2人とも・・
激し・・・・


「「・・・・・え!?」」


また・・憲伸くんと異口同音を発する。


審判団への何かの抗議が続く中・・

変態がその場を離れ・・守備練習をしていたみんなに向かって右腕をグルンと振った。


【戻れ!!ベンチに引き揚げろ!!】


そんな心のメッセージが聞こえてくるほど、
みんなへ激しめに腕を振る。

教頭先生もポケットに手を突っ込みながら、
一緒に戻ってくる。


審判団の皆さんは・・困り顔を見せながら裏に引っ込んで行った・・・。





「ちょちょちょ!!
変態先生、どうしたの?」


「「「「「・・・???」」」」」


私と憲伸くん同様、何が何だか分からない龍ちゃん達みんながベンチへと戻ってきた。


「・・・・・・・・・・・・・・。」


帰ってきた後は、いつものようにベンチの隅にちょこんと座って足を組む。

教頭先生はその横に立つ。

2人とも・・その顔はまだ険しい・・。


体についた雨をタオルで拭きながら、
みんながその前に集まった。