「先生すみません・・・。」
「失敗を気にする必要はありません。
それより中村君、
“タイム”を取ってください。」
「え・・は、はい。」
ここで・・この試合まだ一度も使っていない攻撃側タイムを阿部先生が要求した。
バッターボックスに向かおうとしていた龍ちゃんが一度ベンチに呼び戻される。
「変態先生、なんすか?」
「タイム時間は30秒しかありません。
端的に申し上げます。」
「・・・・?」
「代打を出します。
君は下がってください。」
「・・・・・・・・・は!!?」
「「「「「え!!?」」」」
「あと20秒しかありません。
ここで君と口論している暇はありません。」
「ちょっと待ってくれよ変態先生。
確かに俺と佐々岡は相性悪い。
だけど今度こそ捉える。」
「あと10秒しかありません。
この試合は[龍君 VS 佐々岡君]の戦いですか?
それとも[青愛学園 VS 志学園]の戦いですか?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「このチームには【代打の切り札】がいる事をお忘れですか?」
「・・・・・・・・・・・・。」



