天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「手ぇ洗えよ手!!」
「うわぁ~すげぇ雰囲気だな。」
「初詣でもこんな所、来た事ないぜ!?」
「あ、神主さんだ!」
「チェストー!!!」
「ハックション!」


“せっかくなら本格的にやってもらおう”と、県内でも有数の神社の神主さんに連絡を取り、

キャッキャと興奮する皆を本殿にお招き頂き、“必勝祈願”をして頂いた。




「いやぁ阿部先生・・・。

まさかあなたがこのような場を提案するとは思いませんでした。」


ご祈祷が終わった後、

境内へ出た部員の皆は、絵馬にそれぞれの決意表明を書きながら、

キャッキャと大 写真撮影会を開始していた。


その様子に頬を緩ませながら、

彼らとは打って変わって、
無表情のマッドサイエンティストを見る。


「・・・彼らの物語に、
僕の物語は関係ありません。」


「・・ん?何の話ですか・・?」


「ですが、非科学的なモノは一切否定している僕ですが、神や仏だけは信じています。」


「そ、そうなんですか?」