天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



まぁいい。ボールでどかせねぇなら【拳】でどかせばいい。


難なくキャッチしながら目の前までやってきた立浪に向かって、

バットを置いて右拳を振り・・・!!?


「!!!!」

「ブヘェ・・!」




・・この左頬に・・衝撃・・・?
・・・コイツ・・・コイツ!!?




「おどれ立浪ゴラァ!!!」


【生徒が教師を殴る】だと!?
・・・ふざけるな・・・!


「てめぇぶっ殺されてぇのか!!!」

「!!!!」







「立浪!!やめろ!!!」
「ちょ・・おい何やってるんスか!?」
「監督も落ち着いてください!!!」


揉み合いの最中、

別メニューをやらせてた2年の連中に羽交い締めにされようが引き離されようが、

合計3発入れてきやがった立浪に5発入れてやったぜ・・。


「・・ウヒャヒャ・・・
・・・ウヒャヒャヒャ!」


「・・・・ッ・・ガッ・・・・。」
「ミク!!氷持って来い!!!」


「「「「「・・・・」」」」」」


倒れ込んだその体を支える、
龍の練習着が赤く染まっていく。


おびただしい血が溢れて・・・


「ウヒャヒャ。オレのお返し左ストレートで、鼻の骨が折れたようだな立浪ぃ?」


「・・・・・・・・・・・・。」


「お前、自分が何をしたのか分かってんのか?」


「・・・・・・・・・・・・。」


「これはオレへの反逆だ。
お前は野球部を辞めろ。

いやそれ以前に・・
教師に手ぇ出したんだ。

・・お前は【退学】だ・・。」


「「「「「・・・・」」」」」」


「おい待ってくれよ監督!!

立浪が止めてなかったら・・
あんた、荒木がどうなる・・・。」


「龍ぅ・・。口答えはするな・・。
このグラウンドではオレが絶対だ・・。」