天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~




野球部顧問 江藤先生
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「いやぁ江藤先生~。
野球部の大躍進、凄かったですねぇ。」


「ウヒャヒャ。
何を言っていますか山田先生。

まだまだオレの統率力はこんなものじゃない。

もっと徹底的にしごいて、
秋季大会に向けて鍛えないとねぇ。」


「学園始まって以来初のベスト16。
いやぁさすがは江藤先生です。」


「ウヒャヒャヒャ。・・ところで、
理事長と教頭はどこへ?」


「あ、2人とも消防署に行ってます。」


「消防署?」


「化学室でボヤ騒ぎがあったみたいで、
謝罪に行ってるみたいです。」


「チッ。んだよ居ねぇのかよ・・。」



特別ボーナスを要求しようかと思ったがまぁ今度でいい。


あぁ~・・・!!

オレとしては今年が一番“イケる”と思っていた夏だったが、負けちまったから、

ここからは“暗黒時代”が始まるかもしれねぇ。


オレの胃をキリキリと痛ませる原因。


校舎を出てグラウンドに向かいながら、

既に練習を開始していたアホ共の、今日も気合いの足りない様子が視界に入ってくる。