「ほらほら。暑苦しい龍の言う事なんて気にしなくていいから。
そんな気負わなくても大丈夫。1年生は1年生のペースで一緒に頑張ろう。」
・・と思ったら!!
「「「「「頑張ります!」」」」」」
青愛学園 野球部、爽やかNo.1!私ら1年生の事を気に掛けてくれる先輩No.1!
立浪先輩が制汗剤の良い匂いと共に、
爽やかスマイルを向けてくれた!
「やっぱカッコ良いよな・・立浪先輩。」
私と同じ事を思ったのか・・
同じ1年の荒木君がポツリとその後ろ姿を見つめながら呟いた。
「荒木君っ!3年生が引退したから、
頑張って頑張ったらセカンドのレギュラー取れるんじゃない!?」
「俺・・今以上にもっと努力するよ・・。」
「あ・・でも無理しちゃダメだよぉ?」
「うんでも・・・江藤先生にセカンドを任せてもらえるよう頑張る。」