天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



「その代わり【3つ目の弱点】について、
今から君と話し合いましょうか?」


「・・・・・・・・はい・・。」


「・・野球を全く知らない僕でも、

その規約と仕組みを覚えれば、
“どうすればいいのか”は理解できる。」


「・・・・・・?」


「【攻撃】についてです。」


「・・・・・・・・・・。」


「1番~9番までの打者で点を取りにいく。

どのチームも、9人全員“打てる”打者を揃えるのは現実的ではありません。

だから当然、9人の“打順”という考え方は、

1番、2番でチャンスを作り、
3番~5番で点を取って、

6番はその時の状況に応じさせ、

7番~9番はいかにして、
早く打順を1番まで戻させるか。


この作業を繰り返し、
1巡りでも多く上位の選手で攻撃をする。

・・・これが素人の僕でも理解できた“攻撃の仕組み”でしょう?」


「“下位打線もそれはそれで重要なんですよ”って言いたいところだけど・・

でも、はい。
大まかな所でいくと合ってます。」


「今の君達のベスト打順は、享令高校戦の時の打順と考えてよろしいですか?」


「・・・・はい。」