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告白を断られた次の日の朝、私は一人机に突っ伏しながらSNSを開き、神絵師様たちのイラストを閲覧しまくっていた。


「みーおっ!昨日王子に振られたんだって?」


顔を上げると親友でもあり、姉的存在でもあるかよたんことかよこちゃんが私の前の席に腰を下ろす。


「かよた〜〜んっ」

「そんな落ち込んでいる美緒に魔法の種をあげよう」


鞄から小さい箱を取り出したかよたんは私の掌にザラザラと噛むコラーゲンのグミを散りばめた。


「ありがとー!…ってこれポ○フルやないかーい!」

「よかった、ツッコむ元気はあるんだね」

「悲しんではいるけど、私はいつでも元気だよ!!」


掌に収まっているグミを一気に口の中へ持っていく。

モグモグと口を動かしていると廊下の方から女子の黄色い歓声が聞こえてきた。


「日山くん!おはよ!」

「日山くん!今日放課後みんなで遊びに行こうよ〜!」


教室の出入り口から顔をひょっこり出すと女子生徒たちが1人の男子を囲んでいるのが目に入った。


「王子が登校してきたらすぐこれだよ。毎日飽きずに日山 永遠に群がっちゃって…
王子も嫌な顔1つせず笑顔でいるし、さすがね〜」


かよたんが感心したように彼を見ている。