教室を出るとちょうど日山くんも出てきて、ぱちっと目が合う。
「ひーやーまーくーん!!!」
大手を振りながら彼の元へ駆け寄る。
「花崎さん、俺に何か用?」
朝の時のようにホワイト日山で対応してくれるご様子。
爽やかな笑顔が眩しい〜!
「用は特にないんですけれども!あ!日山くんは今から帰るの!?もしよかったら一緒に帰───…やっぱなんでもない」
「…えっ」
急にテンションが低くなった私に日山くんは驚いた顔をする。
くっ…何故私は中間テストの勉強をしなかったんだろう…!!
「…花崎さん、どっか頭打った?」
えっ!?あの日山くんが心配してくれている…!!
嬉しすぎて白米5杯おかわりできそう!!
大好き!!!
「今から一緒に帰ろうって誘いたかったんだけど、私補習あるから無理だな〜って思ってさ〜」
「あぁ、そういうこと…」
「日山くんからしたら大したことないかもだけど!
私からすれば幸せな時間を奪われてしまったようなのと同じだよ!!」
「ふーん」
「『ふーん』て!!!」


