「おはよう、日山くん!いい朝だね!まあ、私がいい朝を迎えられているのは日山くんととわぴが心の支えになってくれているからでありまして!!!」


今日も日山くんかっこいい!
尊すぎてしんどい!!

鼻息を荒げながら言い終えると日山くんがこちらに振り向き、ニコッと笑いかけてくれる。


「おはよう、花崎さん」


今は外だからなのか、ホワイト日山で対応してくれるようだ。


──だけど……


「……日山くん」

「何?」

「日山くんが見てる方電柱だよ。私こっち」

「……」

「え、無視?」


私、日山くんに友達認定されたよね?

友達なのに何で電柱の方見て挨拶してるの?


「おーい、日山くーん」

「……」


また無視された。


負けるまい!と思った私は彼の視界に入り込む。

だが、全力で目を逸らされる。

え、私何か変なことしたかな…


彼にしてきた行動を振り返ってみる。


「みーおっ!おっはよー」


ぽんっとかよたんが後ろから肩を叩いた。


「かよたん!おはよう!」

「王子もおはよう」

「おはよう、穂波さん」


かよたんにはしっかり目を合わせる日山くん。


…何故??