目を見開いた日山くんがこちらを見ている。
「ひ、ひひひ日山くん!?何故ここに!?」
彼とは以前の「俺の前に現れるな」宣言をされ、
会わないように心がけていたのに思いきり本人の前に登場してしまった。
「…あ!私別に日山くんに会いにここにいたわけじゃないから!!ほんと、たまたまだから!!」
わたわたと手を動かしながら弁解をする。
ストーカーだなんて思われたらとんでもない。
日山くんはどう言った表情なのかはわからないが、ゆっくりと口が開かれ、
「俺は甥っ子迎えに来ただけだから」
と答えた。
「そ、そーなんだ〜。───…ん?」
甥っ子ぉ!!?
「誰が!?誰の!?」
「…こいつ、俺の兄貴の息子」
「ひやま ゆうです、3さいです」
「ええええっ!!!??」
そう言えば悠くんの苗字"日山"だ!!
日山って名前沢山いると思ってたから全く気にしてなかったけど、まさかの日山くんの身内!!!
「日山くん、お兄さんいるんだね!」
「…まあ、うん」
日山くんのお兄さんもきっとかっこいいんだろうな…!
とわぴにもめっちゃかっこいいお兄ちゃんいるんだよね〜。


