「───深森」

永遠に呼ばれ、反射的に顔を上げる。


「俺らと食べんの、嫌?」

「そっ…ば、ばかやろー!嫌なわけねーだろっ!!」


「じゃあ一緒に食べようよ!チャラ森くん!」

「た、食べる〜〜〜っ!!!!」

パンを片手にダッシュで2人の元へ駆け寄る。


しばらくしてかよこちゃんがうちのクラスにやって来て4人で昼食を食べることになった。


おれの大好きなカップルは身長差も仲の良さも何もかも尊くて、眩しい2人である。

そしてこの日、おれは一生 とわみお を推すと心に誓ったのだった───


「くっ…結婚式は絶対おれ呼べよ……」

「え、深森が泣いてる…」

「チャラ森くん、涙腺崩壊したの?」

「情緒不安定なんじゃね」


おれが涙を流したことに3人は全く心配してくれなかったが、そんなの気にしない!!


「幸せになれよこんちくしょう〜〜っ!!!」


恋って、やっぱいいよな!



-end-