「わわわ私っ!!とわぴよりとっくに日山くんの沼にハマってるもん!!!」
「どーだか」
「本当だもん!!!」
「はいはい、下行くぞ」
フッと笑った日山くんは優しく私の手を取って歩き出す。
くう〜〜っ!!
ただ歩いているだけなのに横顔も素敵だなんて…!!
「日山くん!!」
再度呼びかけると「何だよ」と眉を下げて微笑む。
やっぱり、私、日山くんの笑った顔が大好きだ。
あのね、日山くん。
私だって日山くんを手放すつもりなんてないよ。
目移りもしないよ。
私、電車で会ったあの日からずっとずっとあなたに恋してるんだよ。
ツンデレになるとことか、優しいとことか、口悪いとことか、私はそんなあなたが大好き。
だからね、これからもいっぱい、
もう、とんでもないくらい──…
「全力で愛を注ぎます!!」