「あ、あの…1つお聞きしてもよろしいでしょうか」

「いいよ」

「確認なのですけれども……」

「うん」


日山くんに見つめられ、だんだん恥ずかしなってきて、体温が一気に上がっていく。



「私と日山くんは"両想い"ってことでよろしい───…」


そこまで言った時だった──…



「あれ、わーちゃん(・・・・・)?こんなとこで何してんの?」


"わーちゃん"??


透き通った声が後ろから聞こえてきて、私が振り返ろうとした瞬間、日山くんがいち早く私から視線を移す。


涼香(りょうか)


"リョーカ"!!??呼び捨て!?
え、どういうこと!?

日山くんを見た後、私も声がする方へ視線を向ける。

そして目の前に立っているのは、なんと日山くんと昨日スーパーで買い物をしていた女の人だった。

ママ活お姉さんまたはお見合い相手のお姉さんだ!!

白のTシャツの上にターコイズブルーのキャミソールワンピースを着ていて、大人感溢れる爽やかなファッション。

とてもお似合いでございます。