え!!日山くんのご両親お医者さんだったの!?
聞いてませんが!?
…確かに言われてみれば、日山くん一つ一つの仕草が上品だったから育ちはいいんだろうなぁ〜とは思ってたけど……
「…ん?でも、日山くんの両親がお医者さんとママ活(?)の何の関係が?」
「んー…ママ活じゃなかったとしても永遠って顔良いじゃん?」
「はい、とても」
世界三大美人の方々がひっくり返るくらい美しいと思う。
「永遠、この前大病院の娘とのお見合い勧められてたんだよね〜」
「な、なんだって!?」
「もしかしたら花崎ちゃんが昨日見かけた女の人、お見合い相手かもしれないね(適当)」
そして最後に「永遠んち金持ちだからママ活も当たり前に利用してるかもね(適当)」と付け足す。
ドンガラガッシャーン!!と頭上に雷が落ちる。
…そ、そんな……
だめだ、なんか悲しくなってきた…
「おれに聞くよりさ〜本人に聞いた方が早くない?」
「へっ…」
「あ、永遠〜おかえり〜」
"永遠"と聞こえ、ぐりんっと勢いよく振り返ると告白のお呼び出しから帰ってきた日山くんが目の前に現れた。


