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「深森〜、勇者花崎さんが呼んでるよ〜」
「んぇ、花崎ちゃん?」
次の日の昼休み。
深森くんに昨日の日山くんと女性のことを聞くために私は隣のクラスへ突撃しに行く。
「ヘイ!チャラ森ヘイ!!」
ヘイ シリ!とスマホのアシスタント機能に話しかけるように深森くんを手招きする。
「…誰あの子、おれ知らね〜」
「コラ───ッ!!」
「ごめんごめん、冗談だよ。
…で、何?永遠なら今告白のお呼び出しされてるよ〜」
"告白のお呼び出し"という言葉にズキッと胸が痛んだが、私は日山くんに用があるわけではない。
「き、昨日、日山くんが大人の女性と一緒に買い物をされているのを見かけましてですね…チャラ森くんなら何か知らないかなーっ…と思って……」
「…大人の女性?それって何歳くらい?」
「うーん、年齢までは分からないけど、20代くらい…20代後半…とか……」
ゴニョゴニョと答えると深森くんは「ふむふむ、なるほど〜」と相槌を打つ。
「つまり、永遠がママ活していたと…」
「んなっ!?そんなこと言ってない!!」
「本当かもしんないよ?だって永遠は医者の息子だからね」
「医者ぁっ!?」
とんでもない初耳のあまり目が飛び出るくらい驚いた。


