「と、とりあえず!3人でアイス買いに行こっ!!はい、決定!拒否権はありません!!」
ははは☆と苦笑いを浮かべ、私は2人を連れてアイス屋さんへと向かう。
私たち3人の後ろ姿を火谷くんたちはぼんやりと眺める。
「…なんかあの3人並ぶと親子みたいだよな」
「わかる。千花がお母さんで日山くんがお父さん。そんで花崎さんが娘って感じだよな〜」
「ぎゃはは!家族構成出来上がってる!!」
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「…かよこちゃ〜ん。とわみお か ちかみお、どっちくっつくか賭けない?」
「私とわみおで」
「おれもとわみお派なのに2人一緒だと賭けになんないじゃ〜ん!」
「じゃあ俺と星川と船瀬が ちかみお に賭けよっか?」
「え、火谷くんまじ?いいの?」
「おうよ〜。どっちか振られたら焼肉奢りな」
「おっけ〜!まあ、勝敗は既に分かってるけどね!とわみお がくっつく確率の方が高いし!」
「いやいや分かんないかもよ?」
「火谷の言う通り、千花ちゃんはチェリーボーイだけど案外男らしいとこあるから日山くん大好き人間の花崎さんでも目移りしちゃうかもしれねーよ?」
「美緒の一途さ舐めんじゃないわよ!」
「そーだそーだー!!」
「千花ちゃんのピュアっぷりも舐めちゃ困るぞ?」
「「それはどうでもいい」」


