メイシーに吟遊詩人で、ラブレターを恋歌に絡めて売り歩いてくれる。代筆屋の宣伝もしてくれるという話を説明する。
「それから、話を聞いてね、ひらめいたの。ちょっとした時間に勉強するためのもの。文字一覧表のかわりになるもの」
そう、ウィーチェルさんの話を聞いて思いついた。
「誰もが知ってる歌の歌詞を紙に書いたらどうかと思って」
「歌詞、ですか?」
いまいちメイシーはぴんと来てないみたいだ。吟遊詩人の話からの流れだから、吟遊詩人の歌う歌だと思っているんだろうか?
「宝石一つ、くださいなぁ~」
と、私がお手玉歌を一節歌う。
「どんな宝石、あげましょ~」
すると、すぐにメイシーが続きを口づさむ。
「「緑の宝石、くださいな~」」
そして、二人で声を合わせて歌いだす。
「小さい子供から大人まで、みんなが歌える歌よ。その歌詞を紙に書くの。そうすれば、文字を知らなくても”読める”でしょ?教える人がいなくても、文字を覚えることができると思わない?」
メイシーがハッとする。
■34
「確かに、この文字は「あ」この文字は「い」と教えなくても、歌いながら指で追えば「み」「ど」「り」「の」と覚えることができますね!しかも、子供にもなじみ深い歌なら、親子で一緒に文字の勉強ができるってことですよね!」
「それで、メイシーにはお願いがあるの。みんなが知ってる歌にはどんなものがあるのか調査してほしいんだ」
「さっきの歌じゃだめなんですか?」
「ふふ、それが、私たちと市井では歌詞が違うのよ。面白いでしょ?宝石じゃなくて、野菜になってるの」
「へぇ、それは面白いですね。さっそく、ロゼッタマノワールで働く人に聞いておきますね」
ふふ。これで一つ前進だ。どの歌がいいのか選んだら、紙に書いて配れば……。
って、いったいどれだけの量を書くの?
子供がいる世帯に優先的に配布するとしても、すごい枚数だよね?だめだ。さすがに書けないよ。
じゃぁ、教会の壁など人が集まる場所に大きく書いたものを貼っておく?……それじゃぁ、仕事の合間に少しずつ覚えるという方向からはそれちゃう……。どうしたらいいんだろう。
人を雇って大量に作る?
「それから、話を聞いてね、ひらめいたの。ちょっとした時間に勉強するためのもの。文字一覧表のかわりになるもの」
そう、ウィーチェルさんの話を聞いて思いついた。
「誰もが知ってる歌の歌詞を紙に書いたらどうかと思って」
「歌詞、ですか?」
いまいちメイシーはぴんと来てないみたいだ。吟遊詩人の話からの流れだから、吟遊詩人の歌う歌だと思っているんだろうか?
「宝石一つ、くださいなぁ~」
と、私がお手玉歌を一節歌う。
「どんな宝石、あげましょ~」
すると、すぐにメイシーが続きを口づさむ。
「「緑の宝石、くださいな~」」
そして、二人で声を合わせて歌いだす。
「小さい子供から大人まで、みんなが歌える歌よ。その歌詞を紙に書くの。そうすれば、文字を知らなくても”読める”でしょ?教える人がいなくても、文字を覚えることができると思わない?」
メイシーがハッとする。
■34
「確かに、この文字は「あ」この文字は「い」と教えなくても、歌いながら指で追えば「み」「ど」「り」「の」と覚えることができますね!しかも、子供にもなじみ深い歌なら、親子で一緒に文字の勉強ができるってことですよね!」
「それで、メイシーにはお願いがあるの。みんなが知ってる歌にはどんなものがあるのか調査してほしいんだ」
「さっきの歌じゃだめなんですか?」
「ふふ、それが、私たちと市井では歌詞が違うのよ。面白いでしょ?宝石じゃなくて、野菜になってるの」
「へぇ、それは面白いですね。さっそく、ロゼッタマノワールで働く人に聞いておきますね」
ふふ。これで一つ前進だ。どの歌がいいのか選んだら、紙に書いて配れば……。
って、いったいどれだけの量を書くの?
子供がいる世帯に優先的に配布するとしても、すごい枚数だよね?だめだ。さすがに書けないよ。
じゃぁ、教会の壁など人が集まる場所に大きく書いたものを貼っておく?……それじゃぁ、仕事の合間に少しずつ覚えるという方向からはそれちゃう……。どうしたらいいんだろう。
人を雇って大量に作る?

