そうだ、文字を覚えてもらうための歌を書くのに学園で書かせたらどうかとアルが言っていた。
……。アルのことを思い出して、また胸の奥が小さく痛む。
下手な字の文字見本はダメだけれど、下手な字の写本はどうだろう?とりあえず「読める」のであれば大丈夫かな?
もっと、簡単にたくさん本を書き写せる方法ってないのかな?
そんな方法があれば、文字の見本になる歌を書いた紙もどんどん配れるのになぁ。
本当に、何かいい方法はないものか……。
それから10日。
毎日メイシーと図書館に通い、本を読んだり写本したりして過ごした。
そのおかげで……。
「やったわ!メイシー!ほら、1冊書き写せたわ!」
写本が1冊分やっと完了した。
「私も、午後には完成しそうです」
長かった。1冊完成させるのに1週間。まぁ、読書したりお茶したりする時間がなければもう少し早くは終わっただろうけれど……。それでも1冊書き写すだけでとても時間がかかる。まだまだ写本して持っていきたい本はたくさんあるけれど……。何冊書き写せるのかなぁ……。
写本ってこれだけ時間がかかるんだから、よい本を普及させようと思ってもなかなか難しいんだろうなぁ……。
もっと書き写す作業をする人が増えればいいのかな?
識字率が上がって、市井の子供達が文字を書けるようになれば、子供たちに写本をさせるというのはどうかな?本は高価な品だ。写本作業に給金を払っても、本を売れば十分儲けが出る。
子供を教育するところから始めても「写本屋」は儲かる商売なんじゃないのかな?
代筆屋で店番をしていたときは暇だったけれど、あの時間に写本をして本を売れば十分儲けが確保できたんじゃ?
識字率も上がるだろうし、商売としても成り立つ?写本屋を視野に入れた子供の教育……。
ふと思いついたことをメイシーに相談してみる。
「そうですねぇ……売れるだけの写本となると、少なくとも7,8歳、できれば10歳以上の子供にお願いしないと難しいと思います」
そういわれれば、そうだなぁ。小さな子はまだ不器用で、読める文字は書けるけれど安定した美しい文字を書くのは難しい。
「逆に、10歳にもなれば、できる仕事も増えますからお小遣い稼ぎの写本をするかどうか……」
確かに。
10歳ともなれば、市井では立派な働き手だもんなぁ……。
……。アルのことを思い出して、また胸の奥が小さく痛む。
下手な字の文字見本はダメだけれど、下手な字の写本はどうだろう?とりあえず「読める」のであれば大丈夫かな?
もっと、簡単にたくさん本を書き写せる方法ってないのかな?
そんな方法があれば、文字の見本になる歌を書いた紙もどんどん配れるのになぁ。
本当に、何かいい方法はないものか……。
それから10日。
毎日メイシーと図書館に通い、本を読んだり写本したりして過ごした。
そのおかげで……。
「やったわ!メイシー!ほら、1冊書き写せたわ!」
写本が1冊分やっと完了した。
「私も、午後には完成しそうです」
長かった。1冊完成させるのに1週間。まぁ、読書したりお茶したりする時間がなければもう少し早くは終わっただろうけれど……。それでも1冊書き写すだけでとても時間がかかる。まだまだ写本して持っていきたい本はたくさんあるけれど……。何冊書き写せるのかなぁ……。
写本ってこれだけ時間がかかるんだから、よい本を普及させようと思ってもなかなか難しいんだろうなぁ……。
もっと書き写す作業をする人が増えればいいのかな?
識字率が上がって、市井の子供達が文字を書けるようになれば、子供たちに写本をさせるというのはどうかな?本は高価な品だ。写本作業に給金を払っても、本を売れば十分儲けが出る。
子供を教育するところから始めても「写本屋」は儲かる商売なんじゃないのかな?
代筆屋で店番をしていたときは暇だったけれど、あの時間に写本をして本を売れば十分儲けが確保できたんじゃ?
識字率も上がるだろうし、商売としても成り立つ?写本屋を視野に入れた子供の教育……。
ふと思いついたことをメイシーに相談してみる。
「そうですねぇ……売れるだけの写本となると、少なくとも7,8歳、できれば10歳以上の子供にお願いしないと難しいと思います」
そういわれれば、そうだなぁ。小さな子はまだ不器用で、読める文字は書けるけれど安定した美しい文字を書くのは難しい。
「逆に、10歳にもなれば、できる仕事も増えますからお小遣い稼ぎの写本をするかどうか……」
確かに。
10歳ともなれば、市井では立派な働き手だもんなぁ……。

