「私なんかじゃない、リリィがいいんだ」
エディの言葉に嘘は感じない。
「なぜ?だって、私……。もし、事件のことが世間にばれれば……エディは何を言われるか……」
エディが、声を上げて笑い出した。
「もう、いろいろ言われてるからな、俺は。犯罪者の息子だからな。くっくっく」
確かに、エディの父親は犯罪を犯したけれど……でも、エディは悪くないのに……。
「リリィーのあの事件も、俺がリリィーと結婚して公爵になりたくて起こしたって言われるようになるかもな!そうすれば、リリィーには同情が集まる。うん、それはいい」
「よくないよっ!エディはそんなことする人間じゃないんだもん。私と結婚することでエディがそんなこと言われるなんて……私には……」
耐えられないと伝えようとした口を、エディの指が止めた。
「リリィーはいつも、優しい」
え?
「昔から、自分のことよりも人の心配をする……。変わらないな」
変わらない?
一体、何の話?
「父が横領で捕まるという話を聞いた時……俺が何を思ったのか分かるか?」
ああ、あの時のこと。
「当然、リリィとの婚約も解消されるだろうとは分かっていた。俺は、君が好きだったから……だから……君を傷つけた」
え?
「俺の小さな、くだらないプライドのために、幼い君を傷つけたんだ」
私、傷つけられたっけ?
ショックは受けたのは覚えている。だけど……。
「婚約破棄を言い渡されることに耐えられなかった。だから、自分から破棄した。俺は、婚約破棄されたんじゃない。破棄してやったのだと……。君が婚約破棄が2度目になると知っていながら……。君が傷つくのを知っていながら……俺は、俺のプライドを守るために君を傷つけた」
……。知らなかった。私、何も知らなかった。
婚約なんて形ばかりのもので、そこに気持ちがあったなんて知らなかった。
好きでいてくれたのも、あの時エディがいっぱい傷ついていたのも……。
「ごめんなさい……」
「何を謝る、謝るのは俺だ、リリィ……」
エディの手が、私の頬に添えられた。
「小さなプライドを守るために、なんと馬鹿なことをしたのだとずっと悔やんでいた。リリィは、公爵に口添えしてくれたのだろう?傷つけた俺のことを……エドワードにひどいことしないでと……」
ああ、覚えている。
エディの言葉に嘘は感じない。
「なぜ?だって、私……。もし、事件のことが世間にばれれば……エディは何を言われるか……」
エディが、声を上げて笑い出した。
「もう、いろいろ言われてるからな、俺は。犯罪者の息子だからな。くっくっく」
確かに、エディの父親は犯罪を犯したけれど……でも、エディは悪くないのに……。
「リリィーのあの事件も、俺がリリィーと結婚して公爵になりたくて起こしたって言われるようになるかもな!そうすれば、リリィーには同情が集まる。うん、それはいい」
「よくないよっ!エディはそんなことする人間じゃないんだもん。私と結婚することでエディがそんなこと言われるなんて……私には……」
耐えられないと伝えようとした口を、エディの指が止めた。
「リリィーはいつも、優しい」
え?
「昔から、自分のことよりも人の心配をする……。変わらないな」
変わらない?
一体、何の話?
「父が横領で捕まるという話を聞いた時……俺が何を思ったのか分かるか?」
ああ、あの時のこと。
「当然、リリィとの婚約も解消されるだろうとは分かっていた。俺は、君が好きだったから……だから……君を傷つけた」
え?
「俺の小さな、くだらないプライドのために、幼い君を傷つけたんだ」
私、傷つけられたっけ?
ショックは受けたのは覚えている。だけど……。
「婚約破棄を言い渡されることに耐えられなかった。だから、自分から破棄した。俺は、婚約破棄されたんじゃない。破棄してやったのだと……。君が婚約破棄が2度目になると知っていながら……。君が傷つくのを知っていながら……俺は、俺のプライドを守るために君を傷つけた」
……。知らなかった。私、何も知らなかった。
婚約なんて形ばかりのもので、そこに気持ちがあったなんて知らなかった。
好きでいてくれたのも、あの時エディがいっぱい傷ついていたのも……。
「ごめんなさい……」
「何を謝る、謝るのは俺だ、リリィ……」
エディの手が、私の頬に添えられた。
「小さなプライドを守るために、なんと馬鹿なことをしたのだとずっと悔やんでいた。リリィは、公爵に口添えしてくれたのだろう?傷つけた俺のことを……エドワードにひどいことしないでと……」
ああ、覚えている。

