呼びに行ったメイシーはアルのお茶でも取りに行っているのかいない。
アルは、誰が整えたのか前髪がきれいに後ろに流されていた。
なんだ……。私がピンでとめる必要ないね……。
アルの表情は暗い。寝込んでいた私以上にやつれているように見える。
「アル、助けてくれてありがとう」
できるだけ自然にと、微笑む努力をする。
もう、心配しなくていいよ。私は起き上がれるようになったしと伝えたかった。
だけれど、うまく伝わらなかったみたいで、アルは苦痛にゆがめられたような表情を見せた。
「僕のせいだ……。僕が、リリィーの元を離れたから……」
ああそうか。
アルは、それを悔いているのか……。
「いいえ、別の護衛をちゃんと連れて行きましたし。仕方なかったのです」
小屋にはもっと男がいたし、アルでも同じように倒されたかもしれない。
そうすれば、代筆屋に残した紙から私を見つけ出す人がいなくて、手遅れになっていたかもしれない。
「むしろ、ああしていち早く駆けつけてもらえて感謝してます。アルだから、私をあんなにも早く見つけてくれたのでしょう?」
私の言葉に、アルはもっと苦しそうな顔になった。なぜ?
アル、自分を責めなくていいのに。
私は、そんなに大した怪我を負ったわけじゃないよ?
それに……私は、汚されてない。
だから、アル、苦しそうな顔をしないで……。笑って。青空のような瞳を輝かせて?
アルは、私の前に片膝をついた。
「リリィー、どうか……」
私の手を取る。
ああ、なんてことだろう。アルのこの体制は……。
「僕と結婚してほしい」
アル……。
ねぇ、アル、プロポーズするなら、そんな悲壮な顔しないで?
私……アルのことが好きだよ。
でも、そんな顔でプロポーズされても……、私……。
はいともいいえとも言えない。
「痛っ」
本当は痛くないけれど、肩の傷が痛んだふりをして声を上げる。
「あっ、ごめん」
アルが慌てて手を放す。
「メイシーを呼んでもらえるかな?」
「すぐに!」
アルが焦って部屋を出て行った。
そしてすぐにメイシーを伴って部屋に戻ってくる。
「リリィー様、大丈夫ですか?」
「ええ、包帯を変えてもらえる?」
そう言えば、アルは部屋を出ていくしかない。
ありがとう、アル。
私のことをあんなに思ってくれて……。
でも……。
アルは、誰が整えたのか前髪がきれいに後ろに流されていた。
なんだ……。私がピンでとめる必要ないね……。
アルの表情は暗い。寝込んでいた私以上にやつれているように見える。
「アル、助けてくれてありがとう」
できるだけ自然にと、微笑む努力をする。
もう、心配しなくていいよ。私は起き上がれるようになったしと伝えたかった。
だけれど、うまく伝わらなかったみたいで、アルは苦痛にゆがめられたような表情を見せた。
「僕のせいだ……。僕が、リリィーの元を離れたから……」
ああそうか。
アルは、それを悔いているのか……。
「いいえ、別の護衛をちゃんと連れて行きましたし。仕方なかったのです」
小屋にはもっと男がいたし、アルでも同じように倒されたかもしれない。
そうすれば、代筆屋に残した紙から私を見つけ出す人がいなくて、手遅れになっていたかもしれない。
「むしろ、ああしていち早く駆けつけてもらえて感謝してます。アルだから、私をあんなにも早く見つけてくれたのでしょう?」
私の言葉に、アルはもっと苦しそうな顔になった。なぜ?
アル、自分を責めなくていいのに。
私は、そんなに大した怪我を負ったわけじゃないよ?
それに……私は、汚されてない。
だから、アル、苦しそうな顔をしないで……。笑って。青空のような瞳を輝かせて?
アルは、私の前に片膝をついた。
「リリィー、どうか……」
私の手を取る。
ああ、なんてことだろう。アルのこの体制は……。
「僕と結婚してほしい」
アル……。
ねぇ、アル、プロポーズするなら、そんな悲壮な顔しないで?
私……アルのことが好きだよ。
でも、そんな顔でプロポーズされても……、私……。
はいともいいえとも言えない。
「痛っ」
本当は痛くないけれど、肩の傷が痛んだふりをして声を上げる。
「あっ、ごめん」
アルが慌てて手を放す。
「メイシーを呼んでもらえるかな?」
「すぐに!」
アルが焦って部屋を出て行った。
そしてすぐにメイシーを伴って部屋に戻ってくる。
「リリィー様、大丈夫ですか?」
「ええ、包帯を変えてもらえる?」
そう言えば、アルは部屋を出ていくしかない。
ありがとう、アル。
私のことをあんなに思ってくれて……。
でも……。

