「 なんで蒼音がここにいるの!!
しかも、布団の中に…お、おかしいでしょ 」
「 んー?俺は何回も呼んだよ?
呼んだのに起きない柊菜が悪いんじゃん
なかなか起きてくれない彼女がそこにいたら
イタズラしたくなるじゃん? 」
悪びれることなく言うこの男は…
付き合って半年になる彼氏、遠崎蒼音。
いやいや、言ってる意味が全くわからん!
思考回路どーなってるの?!
しかも、不法侵入だよ!犯罪じゃん…
って、言いたい所だけど部屋に招き入れたのはお母さんだろう …。
今まで家に凸してきたことは何回も
あったけど朝に来るのは今回が初めてだ 。
朝は、勘弁してくれよ~ 。
「 いや、あんたの思考回路どーなってんの?
おかしいでしょ!そして腰に回ってる手、
いい加減離して!近い!無理! 」
寝起きですっぴんの顔を至近距離で
見られんの無理なんだよおおお 。
乙女心ってやつわかれえええええ 。
