「ごめん、ロキース! 次! 次こそ言うからー!」

 エディはそう言うと、軽やかにロキースを跳び箱のようにして逃げた。

 鮮やかな逃走に、我に返ったロキースは腹を抱えてベッドへ転がる。

「……っくく。エディ、かわいすぎだろう」

 次が楽しみでならない。

 出来ればすぐ来てくれると良いのだが、とロキースは窓から見えるエディの背中を見つめながら思った。