「うちの息子、頭がよくキレる方でして、良かったら圭衣嬢の婚約者にいかがですかね?」
「いえいえ、うちの息子の方が顔も良くて、きっと産まれてくる子供は素晴らしい顔の持ち主になるでしょうね」
お父さんが、仕事関係の人にわたしの婚約者に息子をどうか。と迫られていた。
お父さんは、仕事以外のことになると、はっきり断れない性格があらわになってしまう。
「行くよ、帝」
帝はニヤニヤしながらうんと言って、わたしについてくる。
「あら、お父様。お誕生日おめでとう」
「敬人さん、おめでとうございます」
2人でまずはお祝いの挨拶をする。


