帝のストレートな言葉にまた照れてしまったわたしは、真っ赤な顔を見られるのが嫌で、帝の胸に顔を埋めた。
「ちょっとこのままで……」
「あーもう、可愛すぎ」
そう言って、わたしの頭を撫で始める。
「圭衣、結構まじで大好き」
「わ、分かったから!」
しばらく2人でそうしてから、わたし達は会場に向かうことにした。
部屋を出て、敷地の中に3つある屋敷のうちのひとつである「別館」に向かう。
わたしの部屋がある第2館からは、歩いて3分ほどかかって、道中には結構大きめの噴水があったりする。
「そう言えば、俺も黒のタキシード着れるの何気に嬉しい」
手をつなぎながら別館へ向かっていると帝がそう言った。


