この男子に要注意!





ふと、ほかの女の子にもやったことがあるのか気になってしまった。



こういう時の女の子の頭の回転スピードはすごいと思う。一瞬でそんなことを考えてしまうのだから。



「なに?やきもち?」



わたしの顔を覗き込んできて、そう言う。



「そんなんじゃない……です……」



「そんな心配してなくても大丈夫。魅花のたまにやるだけだよ」



魅花とは氷翠魅花(ひすいみか)ちゃんといって、黒百合中学の3年生で帝の妹。



「なんだ……。魅花か……」



魅花とはゴールデンウィークのハワイ旅行で、1週間同じ部屋ですごしたから、とても仲良しだ。



「大丈夫、俺は小さい頃からずっと圭衣にしか興味無い」



そう言って、後ろから抱きついてくる。



「く、くすぐったい……ばか……」



「好きな人とくっついていられて俺は幸せ〜」