「お嬢様、そろそろ出発の時間です」 朔羅が突然わたしの横に現れてそう言った。 「もうそんな時間なの」 圭祐と話していたら意外と時間が経っていたらしい。 「気をつけて行ってくるんだよ」 お父さんは、相変わらず優しい。 「はい。行ってきます」 そうして、わたしは朔羅が運転する車で学校へと向かった。