1チーム50人程で、指定されたTシャツが配られる。



わたしが選ばれた競技は、外の部では体育祭の大トリである借人競走、中の部の競技ではバスケットボールとバドミントンに出ることになっている。



それと、女子は強制参加で男子の騎馬戦の応援をするチアだ。これが一番の問題。



制服の短いスカートで踊りながら応援するなんて考えられない。



「圭衣ちゃん、じゃあまた後でね!」



そう言って、夕彩はわたしの元から去っていった。



「それでは、8チームまではD体育館、16チームまではE体育館、24チームまではF体育館に各々の荷物を移動してください。着替えや、昼食もそこで済ませるようお願いします」