「あ、いたいた〜。イチャイチャしてるとこ申し訳ないんですけど、帝ちょっと借りてもいいですか〜?」
帝から言われた“どうなっても知らない”にわたしが戸惑っていると、穂高が帝を呼びに来た。
「なーに?なんか用事?」
わたしを抱きしめている手を離す様子なんて一切見せず、そのまま穂高と会話を始めた帝。
「はいはい、分かった」
しばらくして、帝に事情を聞くと、どうやら、HR担任に呼び出されてしまったらしい。
帝に限ってそんなことは無いだろうけど、もしかしたらなにかやらかしてしまったのかもしれない。
「帝たちなんかしたの?」
「んー、なんだろね」
何故かニヤニヤしながらそういう。
「じゃ、多分もう戻って来れないかもだから時間になったら先行ってていいよ。ごめんね」


