私の中の彼との思い出は 全て偽りに代わった。 愛されていた? そんなこと 今になってはもう知る術もない。 彼の奥さんの腕の中で眠れる赤ん坊の顔を思い出すたびに 愛されていなかった そんな事実が浮き彫りになる。 それは 日が経つに連れ 客観的になると同時に より鮮明なものへと変わった。 あぁ なんだ 私 -アイサレテ ナカッタンダ- 私って なんでこんなに 惨めなだけの生き物なんだろう。 そして私は手首を切った。 今度は深く。 リストカットの何倍も力を込めて。