後悔しないために

すべて話し終わると、隣に座ったまま俺の背中に手をまわし、抱き締めた。

「その悲しみ、理菜に全部くれてもいいからね」

そう理菜が呟いた瞬間、また涙が溢れてきて、止められなくなった。

左手で目を覆って、「ほんと、ださいわぁ..なに泣いてんだよ、俺」と精一杯喋った。

「泣きたきゃ泣けばいいじゃん!春は我慢しすぎなんだよぉ..」

2人はまた15分ほど泣き続けた。