(とりあえず服を買うか)

(坂北)「服とか買いに行くから準備して!!」

(柊斗)「わかった」
と柊斗くんは明るく返事をする

外に出ると

(坂北)「結構人いるね!!」

(柊斗)「そうだね」

(坂北)「必要なものあったら言ってね」

(柊斗)「うんわかった」
明るく返事をする

(坂北)「まずは服だね。最初に部屋着を買うか」

(坂北)「これかっこいい!!」
と柊斗が指を指す

(坂北)「ちょっと高いなぁ」

(柊斗)「えぇーーー」
上目遣い

きらきら✧︎

(坂北)「うぅっ眩しいしょうがないわかったカゴに入れて」
いやいやそう言う

(柊斗)「やった!!」

(あとは私服だな私男の子の服はあまりわかんないんだよなー)


(坂北)「好きに選んでいいよ!!」

(柊斗)「やったー!!」

(無邪気な子供みたいだなぁ可愛い)

(柊斗)「これとこれとこれとこれ」

(坂北)「すげーセンスいいね」
と感心する私

(柊斗)「でしょー」
へへーん

一通りの買い物が終わる

(坂北)「もう帰ろう!!お母さんのところ一回帰ってから帰ろう」
(色々聞かなきゃ行けないこともあるし)

(柊斗)「うん」
と柊斗がうなずく

ガチャ
(坂北)「ただいま」
(お手伝いさん)「お帰りなさいませお嬢様」
とお手伝いさん方

(坂北)「だたいま」

(柊斗)「へっ…」
ポカーン
とハテナを浮かべる柊斗

話していなかったから話そう私坂北千柚は坂北財閥のご令嬢なのである

(柊斗)「何者?」
とポカーンとした顔で言う

(坂北)「父が坂北財閥の社長なの」

(柊斗)「えーーーー」
と大きな口を開けて驚く

(坂北母)「あら千柚じゃない、朝ぶりね」
と母が走ってくる

(坂北)「そうね」
と適当に返事をする

(坂北母)「柊斗君も入って入って」
と母が手招きする

(坂北母)「今日は泊まっていく?」

(坂北)「うんそうしようかなー」

(お手伝いさん)「千柚様のお部屋にお荷物をお持ちします」
お手伝いさんが荷物を持つ

(坂北)「ありがとう」

(柊斗)「あのっ僕はどこで寝れば……」

(お手伝いさん)「柊斗様は…えっと」

(坂北)「じゃあ私の部屋で寝ればいいよ結構広いしさ」

(柊斗)「えっ」
母さん何を言ってるの!!俺ら結構歳近いんだよー!!

(坂北)「顔真っ赤ね熱でもあるの?」

(柊斗)「な、ないから大丈夫だよ」

(坂北)「柊斗君はさ好きなことがいないのー?」

(柊斗)「今のところはいないです」

(坂北)「かっこいいからモテるんじゃないのー?」

(坂北)「モテませんよー」
照れるなこの話
というかこのまま一緒にこの状況で寝るの

次の日
全く眠れなかったー
(坂北)「柊斗くん昨日はよく寝れた?」

(柊斗)「はい…」
…本当は全く寝れなかったけど…

(坂北母)「後で柊斗くんのお部屋も作っておくからね!」

(柊斗)「ありがとうございます」

(坂北)「お母さんお父さんは?」

(坂北母)「お父さんなら今から来るわよ」

(坂北)「そうっ」

(柊斗)「お父さんと仲悪いの?」

(坂北)「悪くは無いけどね…ちょっとね」

(坂北父)「千柚どこだ」
父が叫びながら走り回る
(お手伝いさん)「千柚様ならダイニングテーブルにいらっしゃいます」
(坂北父)「そうか」

(坂北)「はぁー」
ため息をひとつ

(坂北父)「ちーゆー!!!ー❤」
と千柚に抱きつく

(坂北母)「親バカすぎですよあなた」
軽く注意する

(坂北母)「離してお父さん苦しいから」

(坂北父)「その隣にいる子供は誰だ」
柊斗を睨みつける

(坂北)「この子は…」

(坂北父)「誰との子だ、今すぐ連れてきなさい」
泣きながら怒る

(柊斗)「違うんです!」
慌てて否定する

(坂北父)「君は黙っていなさい」

(坂北母)「あなた、違うのこれは」
かくかくしかじか
あったことを話す

(坂北父)「千柚と血が繋がっていないなど許さん。もう二度と千柚に近づくな」

(柊斗)「……」
泣き目

(坂北父)「そんな顔しても無駄だ」

(坂北)「お父さん、いい加減にして!!柊斗はあたしの子供だよ、いくら血が繋がりなんて関係ない!!柊斗をけなすのはいくらお父さんでも許せない!!もう帰ってこないから、
ごめんねお母さん」

バタン