「あのお二人、従者も護衛もいませんわ!」
「本当に王族なのか!?」
そんな声がする中、ノーマンは二人にゆっくりと近づく。少しの間離れていただけなのに、その顔を見ると安心してしまう。
「キサラ様、今日から共に学んでいけることを嬉しく思います。こちらをよろしければもらっていただけませんか?」
ノーマンはキサラに色とりどりの花束を手渡す。キサラは花が好きで、花言葉にも詳しいとルリから聞いたためだ。
「この花、どれもあたしの好きな花ばかり……」
キサラの花を見つめる目は、ルリに向けるような優しさと驚きが混じっていた。喜んでくれているようで、ノーマンはホッとする。
「一緒に入学式の会場まで行きましょう」
ノーマンはそう言い、手を差し出す。愛がない婚約とキサラからは散々言われたが、人前では躊躇わずに手を取ってくれるはずだ。
「ありがとうございます……」
キサラはそう言い、ノーマンの手を握ってくれた。刹那、女の子にしてはマメだらけの手の感触にノーマンは驚く。キサラはノーマンにしか見えないようにフッと笑い、耳元で囁く。
「本当に王族なのか!?」
そんな声がする中、ノーマンは二人にゆっくりと近づく。少しの間離れていただけなのに、その顔を見ると安心してしまう。
「キサラ様、今日から共に学んでいけることを嬉しく思います。こちらをよろしければもらっていただけませんか?」
ノーマンはキサラに色とりどりの花束を手渡す。キサラは花が好きで、花言葉にも詳しいとルリから聞いたためだ。
「この花、どれもあたしの好きな花ばかり……」
キサラの花を見つめる目は、ルリに向けるような優しさと驚きが混じっていた。喜んでくれているようで、ノーマンはホッとする。
「一緒に入学式の会場まで行きましょう」
ノーマンはそう言い、手を差し出す。愛がない婚約とキサラからは散々言われたが、人前では躊躇わずに手を取ってくれるはずだ。
「ありがとうございます……」
キサラはそう言い、ノーマンの手を握ってくれた。刹那、女の子にしてはマメだらけの手の感触にノーマンは驚く。キサラはノーマンにしか見えないようにフッと笑い、耳元で囁く。


