「これから、国を背負っていく者として学園で勉学に励みます」
ノーマンがそう父親に言うと、父親は玉座に腰掛けながら足を組み替える。そして、「あの姫の心は掴めたのか?」と訊ねた。ノーマンの心が締め付けられる。
「いえ、まだ出会ったばかりですので……。ですが、必ずキサラ様との仲を学園生活の中で縮めます」
ノーマンがレグルス王国に戻る前も、ルリは「また学園でお会いしましょう!」と笑顔で手を振ってくれたのだが、キサラは目すら合わせてくれなかった。
「困るんだよ、仲良くなってもらわないと。白樹国の王と話した時に、子どもの話が出てね。白樹国の王族の子どもはキサラ姫だけだ。子どもを作らないと言うならば、婚姻はなかったことにすると言われたんだ。そうなれば、この国に協力してもらえなくなるだろう」
父親は顎に手を当て、ノーマンに婚姻関係が終わるようなら城から追い出すぞ、と言いたげな圧をかけてくる。こんな時にも自分の利益なのか、とノーマンは少し悲しくなってしまった。
ノーマンがそう父親に言うと、父親は玉座に腰掛けながら足を組み替える。そして、「あの姫の心は掴めたのか?」と訊ねた。ノーマンの心が締め付けられる。
「いえ、まだ出会ったばかりですので……。ですが、必ずキサラ様との仲を学園生活の中で縮めます」
ノーマンがレグルス王国に戻る前も、ルリは「また学園でお会いしましょう!」と笑顔で手を振ってくれたのだが、キサラは目すら合わせてくれなかった。
「困るんだよ、仲良くなってもらわないと。白樹国の王と話した時に、子どもの話が出てね。白樹国の王族の子どもはキサラ姫だけだ。子どもを作らないと言うならば、婚姻はなかったことにすると言われたんだ。そうなれば、この国に協力してもらえなくなるだろう」
父親は顎に手を当て、ノーマンに婚姻関係が終わるようなら城から追い出すぞ、と言いたげな圧をかけてくる。こんな時にも自分の利益なのか、とノーマンは少し悲しくなってしまった。


