泣き顔フライデーナイト



かつらぎ、と名前を呼ぶと、

彼はもう一度唇にキスをした。




「アンタのこと、最初から可愛いと思ってた」

「ん、」




まるで猫のように鼻を擦り寄せてくる。

それから頬に両手を添えて、またキスをしてくるから。
心臓爆発するんじゃないかって思った。




「あ、桂木、ちょっと待って……」




一回離れて、落ち着かせて欲しい。

じゃないと、私がもたない。


そう思って、また一歩後ろへと下がった。


……けれど。




「だからさー」

「あっ、」




グイッと手首を引っ張る。
バランスを崩した私は、また桂木の胸の中へ逆戻り。


腰に手を添えて、桂木は今度は私の手首にキスをする。




「まだ、終わってないでしょ」