泣き顔フライデーナイト



一歩、また一歩私に近づく。

また後ろに下がろうと思ったけど、桂木が真っ直ぐに私を見つめるから、体が動かなかった。



「それってつまり、俺のことが好きってことなんじゃないの?」



違う?と、余裕な顔。

比べて私は、恥ずかしさで全身が熱くてしょうがない。


桂木の顔を見ていられなくて、私はパッと目を逸らした。




「……ち、がく、ないです……」




観念したように呟くと、奴はクツクツ笑い声をたてる。




「じゃあ、そう言わないと」




ニコニコ、ヘラヘラ。

な、なんかとてもムカついてきた……。


キッと桂木を睨む。



「き、昨日の子が誰だったのか!まだ聞いてないっ」