泣き顔フライデーナイト



それから、チラリと私を見て「はは」とまた笑う。




「どんな振られ方したらそんなひどい顔になんの?」




嗚咽混じりに、涙を流す私。

結局、振られるのが嫌で泣いてしまった。




「ひぐっ、知らないよ、ばかぁっ」

「おーいおい、泣くなよ……そんなにご執心の相手だった?」




「妬けるねぇ」と私を見ずにそう言う。

……また、適当なこと言って……。



「大丈夫だよ、アンタ可愛いから」

「かつらぎ、」

「彼氏なんてすぐ出来るって」



私が彼氏になって欲しいと思う相手は、アンタなのに。

なんで、そんな風に言うの。




「っわ、たし、まだ振られてないっ」




くしゃっと、スカートの裾を握る。