それから、チラリと私を見て「はは」とまた笑う。
「どんな振られ方したらそんなひどい顔になんの?」
嗚咽混じりに、涙を流す私。
結局、振られるのが嫌で泣いてしまった。
「ひぐっ、知らないよ、ばかぁっ」
「おーいおい、泣くなよ……そんなにご執心の相手だった?」
「妬けるねぇ」と私を見ずにそう言う。
……また、適当なこと言って……。
「大丈夫だよ、アンタ可愛いから」
「かつらぎ、」
「彼氏なんてすぐ出来るって」
私が彼氏になって欲しいと思う相手は、アンタなのに。
なんで、そんな風に言うの。
「っわ、たし、まだ振られてないっ」
くしゃっと、スカートの裾を握る。

