泣き顔フライデーナイト



その言葉と店員の態度に口がひくつく。



「がっ、学校では、素直で健気で可愛げのある女の子だし!」

「あっそう。じゃあ俺だけ特別扱いされてるってことでオッケー?」



お財布から2000円を取り出して、店員に渡した。

ばっかじゃないの。



「そんなんじゃないからっ」



お釣りをもらって、大量のお菓子が入ったビニール袋をバッと手に取る。



「そんな強気なこと言うけどさ、どうせまた部屋で1人で泣くんでしょ」



レジに頬杖をつき、にっこりと奴は笑った。



「いい加減、俺にしときなって」



甘く、そして綺麗に笑う奴をジトっと睨む。


私は、別に泣かないし。

それに……