「遅刻しちゃうよ〜〜!」



駅までダッシュし、超特急でかいさつをくぐり抜ける。

いつもの時間の電車に乗り、なんとか会社には間に合いそうだ。

はぁ、疲れた…。

朝の電車は常に満員。

いや、満員を越しているレベルでぎゅうぎゅう詰め。



ガタンッ



強めの揺れと共に、人混みに押され飲み込まれそうになりながらも、耐える。

次の駅まで耐えれば、降りれる…!

なんとか足を踏ん張り、駅に着くのを待つ。


『次は▲▼駅〜▲▼駅〜、降り口は右側です』


電車内にアナウンスが流れ、しばらくすると電車は止まった。