僕は目線を下に戻すと、2人の女性が僕の目に入ってきた。


女性達は僕達をみて何か話しているんだ。

「あの2人マジ格好よくない?」
「だよね!」



意味わかんね…。
僕は女性から目を逸らした。


でも何故か足音が近づいてくる。


そしてもう一度目を向けたときには目の前に立っていた。



「ねぇ、何組?私たちと友達になって?」


僕は彼女達を冷たい目で見た。


その後優太に『何も言うな』と目で送ったが、女好きのあいつにはまったく意味が無い。


「俺達?俺達は4組だよ。」

「え〜、私達10組なんだよ。教室も遠い。」


彼女達は残念そうに俯いた。