「大和、気分悪そうだな。」 優太も自分の席に座った。 「あぁ…。」 「まぁ我慢しねぇとな。」 なんで? なんで僕が我慢しなくちゃいけないんだよ? 僕は何もしてないじゃないか? 悪いのは向こうじゃないのか? でも言い返す気力もなく、優太から目を逸らすように僕は外を見た。 さっきの快晴の空とは一転、今にも雨が降りそうなぐらい曇っている。 僕の心をそのまま映したようだったんだ……。