「今夜、少し出る用事ができた
おそらくすぐは戻って来れない
下手したら3日は家を空けることになる
毎日吸入ついでに
遥太の診察受ければいいかとも思ったんだが、、
言うこと聞けないんだったら
·····結愛、、入院するか?」
そう俺が言えば、結愛は怯えたように
首をめいいっぱい振っている
結愛「·····龍太さんごめんなさい
それだけは、、、
中間テストも近いんです、お願いします、、、」
顔を隠すように手を合わせる結愛
「何度と言うが、
テストなんてどうでもいいんだ
テスト勉強やりすぎて入院したらどうする
そうしたらまた授業行けないんだぞ」
うぅぅ、と結愛からなんとも言えない声が聞こえてくる
結愛「·····ごめんなさい
勉強してるとつい、、時間忘れちゃって、」
俺はまたため息ひとつついた
「ったく
部屋に監視カメラつけるぞ」
鼻で笑いながら冗談交じり言えば
結愛は
それはご勘弁をぉ、、、と。

