結局私はあの後
数学の勉強をして時間を忘れるほど夢中で証明を解いていた
龍太さんに止められるまで。
勉強道具は取り上げられ休むように言われ
今朝を迎えた。
体調はもちろん元気
元気すぎて有り余っちゃうくらい。
ベットから起き上がり、
私は足軽にリビングに向かった
ドアを開ける前に小さな話し声が聞こえた
(結構朝早いのに、誰か来てるんだ……)
真剣そうな話し声で、何となく入りにくい
でも、聞き耳を立てているようで
ここに立ったままもなんか、気まずい
何について喋ってるかまでは聞こえないけど、今入れる空気感では無いことだけは確かだった
私は足音を立てずに自分の部屋に戻ることを決意。
(いつもよりだいぶ早く起きたから時間に余裕はあるし、今日の予習として勉強でもして時間潰そ)
ガチャ
回れ右をして忍び足で足を前に出した瞬間に私の後ろでドアが開く音がした
龍太「どうした、結愛
リビングに入らないのか?」
振り返ると朝から爆イケメンの龍太さん
朝だからセットしてない髪の毛も
ちょっと新鮮

