HEART ~second ~




龍太「それから3つ目」



(あぁ、そうだった


まだ2個目だったんだ……


3つ目もなんか、怖いな……………)



龍太「なんだ、そんなに怯えるな



悪かったよ、さっきのは、からかい過ぎた」



「か、からかってたんですか…!?」



私は思い出して顔がぽっと熱くなった



悪かった、と言いながらそんなふうに思ってなさそうな顔をしている




「……3つ目は一体なんでしょうか……?」




龍太「12時間以上会えない時は
俺か遥太に体調を報告すること。

嘘ついたら罰あると思っとけ」



「は、はい……」


もうこれは「はい」って言うしかなかった



龍太「…明日、体調さえ良ければ学校行っていいぞ」



私は龍太さんの顔を見上げた



龍太「…そんなに学校行きたいのか……?」




「そりゃ……行きたいですよ…………



明日行けると決まれば勉強しなきゃ!


数日休んでしまったので巻き戻さないと」




龍太「無理すんなよ


これで体調崩したら本末転倒だからな」



「肝に命じます!」



龍太さんは頬を緩めて私を見る



龍太「俺は書斎にいるから

なんかあったら声かけるんだぞ」


「はーい!」


私は意気揚々と自室に戻った