正直に話して
自分の体調管理ぐらい自力でできないって思われるのが恥ずかしくてしょうがなかった。
それに、龍太さんに余計な負担をかける気がして伝えにくかった
でも、色んな意味で正直に言うしかなかった
1人で吸入して薬も飲んだけど、部屋まで戻りきれなかったこと
起きてそのまま学校に行って熱を出してしまったこと
話してる間、龍太さんの目は見れなかった
怖かった、なんて思われるか。
話終わると、龍太さんからは
「そうだったのか」
と、だけ声が降ってきた。
私はキュッと目をつぶり拳を握りしめていた
すると
大きな手が私の後頭部を覆った
龍太「ごめんな、結愛
1人にさせて
俺が近くにいてやればこんなことにならなかったのにな」
「ち、違うんです
私が自分の管理ぐらいできてないのがダメなんです
迷惑かけてごめんなさい!」
焦って顔をあげると
龍太さんはさっきの意地悪な顔ではなく
優しい顔をしていた
龍太「謝るな
事情はわかったから、次同じことが起こらないように対策していこう」
「…はい……」

