HEART ~second ~



私は恥ずかしさに耐えきれず


両手で顔を隠す







簡単に龍太さんに剥がされ、
呆気なく龍太さんの片腕にまとめられてしまった



最後の最後に、顔を横に逸らし最後の抵抗を見せる



龍太「ったく


ここまで来て言わないで逃げられると思ってんのか?」



(これじゃまるでヤクザだよおおおおお!!



………あ、ヤクザだった………………………)




私はキュッと目をつぶってなんて言おうか考えてると


首筋に生暖かい感触が襲った



「ひゃあああ…!」



首筋、舐められた、、、?




戸惑ってると首元に何度かキスが落とされた



「ひゃんんん!」



なんか、変な感じ。


くすぐったいのに、恥ずかしいのに

身体の中からぽっとしてくる感じ


(……もっとして欲しいって感じ………


でも、なんか、こんなの恥ずかしすぎる)



龍太「言う気になったか?」



「言います言います!


だからもう……」



龍太さんにやっと解放してもらい
起き上がった時には、なんだか頭がぼうっとして、誤魔化す余裕なんてなかった



「実はあの時………」