龍太「……そんなに学校に行きたいのか?」
私は俯いたまま小さく頷いた
龍太「……3つ、言うこと聞くか?」
私は思わず顔をあげた
龍太さんは困ったように小さく笑った
龍太「1つ目
毎日学校終わりに遥太の病院に行け
これからは病院で吸入するんだ。
家でやるのとは効果が全然違うからな
守れるか?」
私は少し考えてから小さく頷いた。
龍太「2つ目
今回こうなった理由をわかる範囲で全部言え」
私は一番聞かれたくなかったことを直球に聞かれて思わず仰け反った
私は龍太さんと距離を取って目線をずらした
「………ちょっと、分からないです………」
龍太さんは眉間の皺を増やして
私を挟むように両手を置くと
グイッと身体を近づけてきた
(ううううう
顔近すぎ…………………)
私は距離を取ろうとするが、
遂にソファに横たわってしまい逃げ場を完全に失った
私の顔の横に龍太さんの大きな手が置かれる
龍太「それで?結愛。
俺が居ない時何があったんだ?」
どんどんその奇麗な顔が近づけられる

