龍太「……もしもし遥太、俺だけど
あぁ、結愛を頼みたいんだ……あぁいや、そこまでじゃない。熱が高くて発作が出かけた
今日ばかりは組の方で忙してくてな、でも結愛一人で家において置く訳にはいかないんだ。今病院か?
………そうか、悪いな
待ってるから」
それじゃ、と電話を切ると龍太さんはまた別の人に連絡を始める
龍太「仁、俺だ
1時間で戻る
例の文書をメンバーに配って意見を出させておいてくれ。殴り合いになるようならお前が止めろ」
電話の向こうで仁さんの声がうっすら聞こえる
龍太さん、本当に忙しいのに私の何してるんだろう
罪悪感でいたたまれない。
龍太さんが電話を切ってから、力の出ない声で伝えた
「……龍太さん…………
私………ほんとに………大丈夫です…から………
もう、………ほんとに………
…………だから………………」
龍太「こんな状態で1人にできるわけないだろ
すぐに戻るけど、遥太来るまではいるから。
それより、水分取れるならとって欲しいんだが、飲めそうか?」
私はコクコクと頷く

