ありがとうを、君に

メッセージの文面を見ると、いつものふざけた感じの内容ではなく、本当に申し訳なさそうに一言一句が綴られていた。


『楓人くんお久しぶり!
忙しかったんだ〜ごめんね

私もいきなり誘っちゃったからさ!
お仕事落ち着いたらでいいから
また日にちは改めて決めよう! 』


こんな感じの返信で良いかな?

優しい楓人くんのことだ、きっと私に対して、死ぬほど申し訳ないと思っているんだろう。

連絡が来なかったのは心配していたけれど、こうして理由もちゃんとわかったことだし!

お仕事なら仕方ないよね。うんうん。

1つ、モヤモヤしていたことが晴れた私は、午後からも仕事を頑張れそうだった。


ピコンッ


ん?また楓人くんだ、早い。


『あのさ、仕事何時くらいに終わる?
夜に電話かけてもいいかな? 』


電話、この前はいきなり朝に掛けてきたのに今回は許可取りをするの??

不思議に思ったが、楓人くんが何を思っているかなど露知らずな私は深く考えずに返信した。