ありがとうを、君に

「最近、彼氏とどうなの胡桃!」


「聞かれると思ったぁ、実は昨日別れてさ」


「えええ!?なんで!?」


浮気が発覚したこと、私が問いつめたこと、そして振られたことや最後に言われた捨て台詞のことなど、全て話した。

話してる間も、やっぱり悔しくて涙が出そうになった。


「…なんなのその男!胡桃ひとつも悪くないじゃん、しつこく問い詰められるの嫌だったら最初からバレるような浮気すんな!…あ、バレなければいいって言う話じゃなくてね?」


私よりも熱く語る玲香。

こんな友達を持てて、私は幸せ者だ。


「ほんと、酷いよねえ。私と付き合ってた時間は一体なんだったの?っていうくらい呆気なく終わってしまった…」


「もー本当にありえない!埋めてやりたい!」


「あははっ、埋めるってどういうこと?怖すぎ玲香」


どこか山奥にあの男を埋めてきて、二度と私の前に現れられないよう、そして他の女の子のことも二度と傷つけぬようにできたら、どんなに気持ちが救われるだろう。